風来記

侍モドキとバイクの放浪旅を綴ってます。

イベントづくり

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亘理にて食事をご馳走になったあと、私は仙台を通り越して大崎は古川へと至っていた。

その日の晩はこちらに住む高専生時代の友人と呑み交わす約束をしていたのだ。

友人とは、このサイトを設計してくれた人でもある。

 

比較的交流があるとはいっても、学校を卒業して以来お互いに接点はない。話す内容も、学生時代の思い出や、級友のその後といったお決まりのものばかりだった。それ以外を話すとなれば。

「木村はさぁ、結婚するつもりあんの?」

未来のことである。

「まぁ…いずれは、って感じかな。今、したいとは思わんけど。」

「マジか。なんか意外だなー。」

「俺、そんな独り身で過ごすタイプに見えるか…?」

まぁ実際、今は独りだが。

 

「結婚しちまったらさ、あと人生面白いことなんかねーよ。結婚が最後のイベントだって、先生が言ってた。」

「すげぇこと言う先生だな。」

と友人は結婚に意欲的なようである。

ま、たしかに考えてみれば、就職などを終えれば死ぬまでのイベントといえば結婚ぐらいか。

「そう考えると、俺は無理やりイベントを一つ増やしちゃったワケですな。就職した後、旅に出るって一大イベントを企画しちゃった。」

友は、馬鹿言ってやがるとばかりに鼻で笑っていた。

 

 

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「松島の上に、女川って場所あるじゃないですか。どんなとこです?」

「んー。釣りで行ったことはあるんですけど、町はすみません、行ったことないですねー。」

友人に紹介してもらった床屋でスタッフに聞き込みをしつつ、今後の予定を組み立てていた。

地図で見る牡鹿半島のギザギザした形は、バイクで走るのにちょうどよく見える。そして女川といえば、かつてストリートビューで北海道まで旅をした際にも通った場所だ。

「釣りする場所はあって、町はさほどじゃない…。今日はそこ行ってみます。」

 

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実に3ヶ月ぶりにカットした。

 

 

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古川から国道108号を通り、石巻へと向かう。108号は両サイドほとんど田んぼの道であり、風通しの良い快走路。

 

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石巻から牡鹿半島へ入る。女川とは言ったものの、半島先の鮎川港を目指すことにした。牡鹿半島は緩やかな傾斜とカーブが連続する道。後続車もいないので、ゆっくり走るがよしとギヤを落とす。

 

 

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しばし走ると、漁港が見えてきた。

 

 

                                          続く

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