風来記

侍モドキとバイクの放浪旅を綴ってます。

花を貫く

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地元である福島・いわき市から茨城・ひたちなか市までの道は、前も記述したとおり何度か通った経験がある。

道というのは、1度ではなく何度も通ればもちろんより多くの景色や発見があるわけで。

私は昔から、道中の国道6号線で、どうにも気になる看板があった。

「花貫渓谷→」

花を貫く…なんとも風流でカッコいい名前ではないか。

 

 

 

シジミンのバイクが無事復活したこともあり、共にその場所へ向かってみる。もちろん、花の季節ではないので景色に期待はできないのだが。

人間、時期じゃないからと後回し後回しにして、行ってみたかった場所や言いたかった言葉を放たず死にゆくことなんてザラにある。この機会に行ってしまおう。

 

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てっきり、どこかの渓谷沿いの道を広範囲にわたって『花貫渓谷』と呼称するのかと思ったが、けっこう限られた範囲、遊歩道がある場所をそう呼ぶそうだ。

 

 

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渓谷にはキャンプ場が用意されており、3連休初日だからか結構多くの人で賑わっていた。

…寒くて花も見えないのに、どれだけキャンプが好きなんだろうと正直、思ってしまう。そんな私はやはり、キャンプエンジョイ勢ではないのだろう。

 

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土岳や多賀山系の水を集めた花貫川を、多くの樹木がはさんでいる。枯れ木が密集しすぎて、まるであるはずのない花のように見えるほどだ。

 

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地元特産のスギ材を用いた加工丸太を、計361本も使ったという見どころの汐見滝吊橋

なるほど渓谷沿いを走っても、この橋を渡っても、まさに花を貫くような気分が味わえるということなのだろう。

「シーズンであれば…」と言葉を続けるのも、慣れた。

むしろ、先日のフラワーパークの件といい、花満点の渓谷、紅葉舞う渓流を思い浮かべて、ああだろうこうだろうと想像するのも、いとをかしと思えるようになってきた。

 

 

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何より友とバイクで走り、言葉を交わしながら散歩ができたのだ。私の旅にとってみれは、贅沢なひと時だったといえるだろう。

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