風来記

侍モドキとバイクの放浪旅を綴ってます。

暇潰

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「さむさむ…」

夜間の冷気で何度か目が醒める。

そのたび体をひん曲げては丸めて寝返りを打って…を繰り返していたためか、朝には軽く寝違え気味になっていた。

こりゃ、全部とまではいかなくても適度に良い寝床がないとダメか?

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昨日も言ったが、岡山には明日までいなくてはならない。さて今日一日はどう過ごすか…。

 

久々に劈掛拳の練習をすると、体幹の鈍りを感じる。

ここ深山はデカい自然公園みたいだし、ちょいと歩いてみますか。

バックパックを背負うと、心地の良い重みが足腰にのしかかる。

 

 

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園内にはイングリッシュガーデンもあるみたいだが、大人200円だったのでお見送り。代わりにご老人たちがせっせと歩いてゆく、赤松池のほうへ向かった。けっこう広そうだ。

紅葉を擁する木々は少なく、見かけてもほとんどはもう散ってしまっている。

秋と冬の変わり目の、よく見る光景。朝の静けさも相まってどこか寂し気な遊歩道を、ぼんやりと歩く。

 

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どうやらこの池の向こうにさらに大きな池が二つ続き、それを挟むようにして縦横無尽に散策路は張り巡らされている様子。

疲れるほど歩きたい場所ではないので、このまま赤松池をグルリと周って戻ることにしよう。

 

 

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赤松池南端の駐車場に、毛づくろいをする白鳥を発見。近くではカモがよちよちと歩いている。

かなり近づいてみたが、両者とも逃げるそぶりは全く見せない。だいぶ人間慣れしているようだ。

 

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手の平から少しはみ出そうなほど大きさの、カモたちの群れをしばらく眺めてみる。

ペトペトと足音を鳴らしては、辺りを見回しガッガッと鳴き、水に飛び込んだり陸にあがったりしながら嘴で餌を探している。

和む…。

 

 

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これは和まない。

少し離れた岸では、大量のカモが思い思いに歩き回っていた。

近くには餌をくれている家族客。なるほどそれで人間慣れしているのだろう。

 

 

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別段、取り上げることもない遊歩道。

「なんか、初日を思い出すなぁ…。」

あの時も、狭山の野山をあてもなく歩き回っていたっけ。

それに比べれば今は、なんとも地に足が着いた旅ができているだろうか。

自分の成長を頼もしく思うと同時に、目的地がなくても楽しめていたあの頃を羨ましく思う。

 

じゃ、このままあてもなく海の方まで行ってみようか。

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ループ橋を擁する珍しい国道30号を南下し、宇野の港へ。付近の山はゴツゴツ岩が露出した特徴的な姿。

さすがに都会ではないが、ショッピングモールなんかもあったりしてそこそこ街のようだ。

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港からは四国や小豆島行きのフェリーが。

小豆島行きたかったんだけどなぁ…金が。

 

 

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海はぼんやりとした水色で、波もない。瀬戸内海の特徴の例に漏れず、この辺りも大小さまざまな島が点在しているようだ。

「あとはもう、道の駅でも行ってのんびりしてようかなぁ…。」

玉野の半島を走るのも考えたが、今日はちと怠い。

温泉にでも浸かればよかったか? でもここらのは高いしな…。

 

ま、いいか。

こういう中途半端な1日は、久々な気がする。

そう、もう何度もこういう日はないのかもしれないから、甘んじて享受しよう。

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