風来記

侍モドキとバイクの放浪旅を綴ってます。

岩国

防府の道の駅 潮彩市場で海の幸を味わったりして、雨の日を凌いで熟睡。

 

113

 

テントを出ると「よく眠れましたか?」との声が。

いつもより遅く起きたとはいえ、今日は祝日でまだ7時の筈だ。妙に人が集まってきている。

IMG_6432.jpg

どうやら隣の公園が開園される日だったらしく、小さいながらもオープニングセレモニーが開催されるようだった。なんでも、ベンチがかまどに、東屋がテントになったりする、災害時に役立つ『メバル公園』らしい。へー。

 

子供たちが集う場に、バカデカいバイクと侍は不釣り合いだ。とっとと劈掛拳の練習を済ませ、その場を後にする。

 

 

HXHZ9168.jpg

本日の目的地は、広島との県境近い岩国。おびただしい数の工場を擁する新南陽を横目に、国道2号を東へ。

 

 

IMG_6470.jpg

昼ご飯は、かねてより母が「テレビでやってた」と進言してくれた『いろり山賊』の山賊焼きを頂く。運悪く休日でけっこう並んだので、ちょっと贅沢して山女の塩焼きも。

タレにたっぷりと浸された肉を、棒を握ってあんぐりと頂くのはたしかに爽快で美味い。

…実際は半分ほどは骨で食べられないっていうのは、言っちゃ不粋なんだろうな…。

 

IMG_6466.jpg

食事は屋外の席でも食べることができ、こたつに入りながら紅葉を眺められる席もあった。

お一人様でしたら、よろしければ別の席ですと…と言われたが拒否しておいた。同じ時間並んで同じ料金を払っているのに、こたつに入れないなんてのは差別だ。

 

 

 

~~

いろり山賊から少し走れば、本日の目的地・岩国の錦帯橋がその姿を現す。

IMG_6494.jpg

小倉のガンダムバーで勧められたから来てみたが、たしかに立派なもんだ…。

岩を積み上げた土台に、木造のアーチ。青森の鶴の舞橋とは、また違った暖かみがある。

 

IMG_6509.jpg

特長的なアーチ形状は、錦川の洪水によって流されないよう、試行錯誤した結果生み出されたものなのだそう。第三代岩国藩主・吉川広嘉によって建てられたのは1673年のことだが、その建築技術は現代にも通ずるのだそうだ。

現在の橋は昭和にキジア台風によって流され建て直されたものを、平成にまた架け替えたものである。

 

どれ、まだ日は高いし、渡って対岸へ…。

 

IMG_6553.jpg

って金とんのかい!

しかも310円て。けっこうするね~~。

そういえば以前ここをバイクが走り抜けていった事件があったが、なるほど彼は無賃通行でもあったわけである。

 

IMG_6637.jpg

山の上の岩国城まで行く気はしないし(最近、城に惹かれない)、白ヘビの館も有料。適当にぶらついて野宿場所でも探すかなぁ…。

 

 

IMG_6593_20201103153915cf3.jpg

一応興味を惹かれたのは、ここ岩国はあの佐々木小次郎の出生地であったということである。このように石像もちゃんとあるのだが、これ、巌流島のママだよな…。

なんか、対になる彼がいないと寂しいね。

 

IMG_6537_20201103153915cfc.jpg

彼はこの河川敷で柳や燕を相手に鍛錬を積み、言わずと知れた必殺の剣、虎狩り―またの名を燕返しを編み出したのだという。

 

思わず石像の前で、左手を順手に右手を逆手に。八相の位置へ架空の刀を掲げ、ババッと虎狩りの真似をしてしまう。

小藩でありながら、大藩の大名行列の槍も倒させたという岩国藩士。その負けず嫌いな強い意地を、少しばかり分けてもらった気がした。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する