風来記

侍モドキとバイクの放浪旅を綴ってます。

夕刻の上陸

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「うおおおおおすっげぇ!」

沖永良部島。

そのなんとも綺麗だとしか言えない光景を見ていると、上陸前の不安も吹き飛んでしまった。

本島もこんな色の海なのかなぁ、本島にもあんな白浜があるのかなぁ。いや、きっとあるに違いない。

ヤシガニがなんだ、せっかく大金はたいてきたのだから、満喫してやる!

 

それからさらに2時間と30分後。

 

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船旅を終え、地に足を下ろす時がやってきた。

「けっこうデカいじゃないか…。」

本当に1日で周れる大きさなのか? ここまで旅を続けても、未だ眼前の島の大きさと距離のスケールの想像は苦手だ。

 

 

沖縄、上陸!」

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実に北海道以来、約4ヶ月ぶり。

また、離島の空気を吸うことになった。

目いっぱい吸い込んで、肺で味わい、スゥーっと吐く。うん。たしかになんか違う気がするわ。

気温は…、確かに暖かいが、昨日の鹿児島もそこそこ暑かったからな、なんとも……

いや、そうなのだった。私は本州から九州へ徐々に南下していってるから、気温の明確な差に鈍感になっているきらいがある。昨日話したシジミンは茨城は寒いって言ってたから、やはり暖かい地なのだろう。

 

 

 

さて、戻りの乗船券も予約して準備を整えれば、もう17時すぎ。

だというのに、今晩の野宿地はまだ決めていない。通信状況が悪く、事前に地図を凝視できなかったのもあるが、上陸前にストリートビューを見るのも浪漫に欠ける。

「よし決めた、北から周ろう!」

この興奮冷めやらぬまま走りたい気持ちもあったので、野宿地を探すがてら周遊を開始することにする。

 

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給油を終えて本部を走り出せば、南国のあの木が出迎えてくれる。生月じゃ微妙な気分になったが、ここは正真正銘、そうだろう。実感を湧かせてくれる。

沖縄の車はゆったりとした速度だ。

 

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橋を渡って、さらに噛みしめる。

「来たぞー! おきなわーーーーー!!」

 

 

 

国道449から505へ。さすが沖縄というだけあって、国道でも道は狭めだった。

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「あれでなきじん…読めるか!」

北海道ばりの難読地名も、南国へ来た気分を高揚させてくれた。

 

道はほどよくグネっておりリーンインを決めたくなるが、長崎の前田店長に沖縄は道が滑りやすいって聞くよと言われたことを思い出し、慎重な速度に抑え込む。そういえば昨晩味噌汁をくれた若者も、雨の日は滑りやすくなるって言ってたなぁ。

信号待ちで路面を靴底でさすってみると、たしかにツルツルと滑った。調子に乗りすぎないようにしないとな。

 

 

~~

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名護に入り、こんな感じの入江を眺めるぶんには、宍道湖や大村湾と同じような光景である。

 

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「夕暮れに染まっちゃぁ、本州も沖縄も関係ないかぁ…。」

あるのはただ、銀色に輝く海のみである。

 

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こうして海岸線を走っているぶんにも、沖縄って感じはとくにはしないな。

やっぱこう…、白い砂浜とエメラルドの海があって…!

 

…まぁ、いい。それは明日の楽しみにしよう。

大宜味で都合のよさそうな道の駅を見つけたので、そこに厄介になる。隣にコンビニもあるし、本当に1日で周ってこれるんだったら、ここをベースキャンプにしてもいいかもしれない。

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森からは聞いたことのない虫と鳥の声が聞こえるのは気がかりだったが。

 

北海道の熊と同じだ、恐れすぎてもしょうがない。

久しぶりのテント泊、それらを子守唄に熟睡しよう。

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