風来記

侍モドキとバイクの放浪旅を綴ってます。

とばして福井

827

 

「いーい青…。」

IMG_2035.jpg

道の駅河野で目覚め、劈掛拳の練習をする。

…最近なんだか、寝起きがダルいなぁ。夏バテっていうか………久々に、牛丼でも腹いっぱい食べたいわぁ。

安くて早くて旨いチェーン店と会えることを祈りつつ、今日は幕を開ける。

 

 

~~

 

IMG_2045.jpg

北陸道総鎮守府。

そんな大層カッコいい字面を見てしまったら、気にならざるを得ないじゃないか。

越前國一之宮、敦賀は氣比神宮(けひじんぐう)に訪れた。

 

 

IMG_2053.jpg

良い鳥居の赤と木の緑だ。参道を分かれた小路の先に、写真の猿田彦神社のような末社があるのも面白い。冒険心をくすぐられる。

 

IMG_2062.jpg

主祭神・氣比大神は二千年も昔から独りでこの地に祀られていたが、702年に仲哀天皇、神功皇后はじめ皇室ゆかりの祭神6柱も合祀されたことで、この社殿が創建されたそう。

…氣比大神は一人でせいせいしてたんじゃなかろうか。

以来1,300年余り、北陸道の総鎮守府として崇敬を集めていたそう。

鎮守府とは、軍政を司る役所のことである。つまりは、ここはロシア・朝鮮側からの守りの要であったとも言えるのかな。

 

IMG_2075.jpg

綺麗に見えるが社殿は少なからず劣化が目立ってきてしまっているそうで、皇室縁のこの場所を、令和の時代に入ったこの機に整備中なのだそう。それにあたり奉賛も募集していた。…皇室に頼めばいいんじゃぁ。

 

 

IMG_2088.jpg

本社だけで七柱も神様を祀っているのに、さらに九つもの神様も祀った小さな神社も並んでいた。かわいい。

 

IMG_2104.jpg

この場所に、氣比大神が降臨されたそう。古くから「触るべからず。畏み尊ぶべし」と言い伝えられていたとのことだ。都市計画のため学校用地にされそうになったが、辛うじてここは残った。

傳教大師・弘法大使がここで七日七番の大業を成したそうだが…。大師、どこでも大活躍ですね。

 

IMG_2105.jpg

敦賀の名前は、元は角鹿(つぬが)だった。これがその由来となった角鹿神社。祭神は都怒我阿羅欺等命(つぬがあらしとのみこと)。その昔天皇から、この地の司祭と政治を任せられた者だ。

 

 

と、ひととおり見物したところで、境内を出る。

さて付近には寝れそうな場所もないが、どうするか…。とりあえず、名称の『氣比の松原』でも行って考えてみますか。

 

~~

「なんだと…。」

IMG_2129.jpg

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、この駐車場は敦賀市民のみの利用とさせていただき―

…三方五胡にでも行くか。

 

 

~~

IMG_2130.jpg

そんなわけで三方五胡を巡る有料道路の入り口へ。が、

「二輪車740円だと…。」

Uターン。高すぎる。

神奈川でよく走った西湘は、たしか200円ぐらいだったのにな…。やはり山道は金がかかるのか。

 

 

IMG_2142.jpg

一応、道の駅から三方湖は拝んどいたが。

どうすっかな…。母がテレビで見たという『ドライブインよしだ』で、1,700円もするイカ丼食ってもしょうがないし…。

地図を開けど、道の駅は少ない。付近に寝れそうな公園もないし…。

 

今日はそういう日なんだな、流す日だ。

 

こんなとこで12時からボーっとしていても仕方がないので、ひとまず国道27号沿いに西へ向かってみる。細長~い形をした福井県、やっぱり向こうの方まで行ってみなくては、気が済まないだろう。

 

敦賀を過ぎてからは、辺りは田舎景色一色。青々と萌える山が四方を取り囲み、その下に田園が並ぶ―。なんもねぇなぁ。

それでも若狭町に入る辺りでは、山間なのに強い横っ風に煽られるから油断ならない。そういえば、若狭なんて風の名前があるぐらい、若狭湾は強い風が吹く場所って聞いたことがあるなぁ。それがここまで届くのか。

 

 

その昔オバマ大統領が就任した時に、ひっそりお祭り騒ぎとなった小浜町にて寝れそうな場所を見つけたので、そこに羽を落ち着ける。すき家もあったし。

 

IMG_2163.jpg

日が沈むまでの間、人魚浜で遠く若狭湾を眺めた。

 

「特になんもない日だったな。」

まぁ、そんな日も慣れたもんだ。坂道があれば平坦な道もある。それが旅路ってもんである。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する