風来記

侍モドキとバイクの放浪旅を綴ってます。

歴史息づく街②

前回より

 

 

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せっかくここまで来たので、城址公園に隣接した日本三名園が一つ・兼六園へお邪魔する。

入園料も大人320円と割安だ。どっかの聖地も見習ってほしい。

 

何気にここは、以前数度金沢を訪れたもののみな雨に遭ってしまい、行きたくてもいけなかった因縁の地である。

 

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庭園である。綺麗な庭園。

…としか言えないのが悲しいところかな。私は園芸には通じてないんだよねぇ…。

兼六園はその立地からも察せるとおり、もともとは金沢城の外郭として城に属していた庭園である。作庭させたのは、加賀藩5代藩主・前田綱紀だ。

 

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名称の由来は、中国の詩人・李格非が描いた『洛陽名園記』の文中から採って、宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の六つ全てを兼ね備えていることだそう。全然わかりません。

 

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植栽し根付かせた後、根の周りの土を落として根まで鑑賞できるようにしたという一品。芸術家ってのは変なこと考えるよねぇ…。

 

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城下、城址と見続けてきた、辰巳用水もちゃんと流れていた。

 

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小高い山まで敷地内にあったりして、けっこう広い。総面積は約11.4haらしい。

ちょうどいいところで切り上げて、現世へ戻った。

 

 

 

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お次は『ひがし茶屋街』へ向かってみる。距離があるかと思ったが、10分も歩けば藩政時代から残っている浅野川大橋が視界に。これを渡れば、すぐそこだ。

 

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車が行き交う国道から脇道へ逸れると、御覧の通り。城址とはまた違った趣で、私たちをタイムスリップさせてくれる。

 

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一階は出格子を構え、二階は吹放しの縁側を備える…。万人がイメージする、茶屋がいくつも連なっている。…ああ、甘味料が食いたくなってきた。

 

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江戸時代、一帯は金沢城下から越中を結ぶ国道として人や物資が行き交っていたため、茶屋も多く開かれたそう。加賀藩は武家社会の治安を保つため、それらを取り締まり、ひがしの地域に限って茶屋町の開設を許したそうだ。

それらは天保に一旦廃止になったものの、慶応にまた復活。以降、今日に至るまで、住民たちによって大切に守り継がれてきた憩いの場である。

 

 

ああ、観光客の中には、着物を着てタイムスリップを楽しんでいる人たちがいるな。まぁ、私は四六時中三百六十五日、タイムスリップしているが。

違いといえば、私はいつも節制をして観光地を満喫していないぐらいで…。ああでも駄目だ、ここに至ってしまったら、雰囲気に呑まれてなにか愉しまずにはいられなくなってきた。

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思い切って、この格式高そうな赤いお店に入る。

「茶屋はお二階となっております。」

 

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ヤバイとこに入っちゃったよコレ…!

 

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金箔の渡り廊下ってナニ?

出される水がレモン水ってなに? なんで?

 

 

 

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いただいたのは、クレミアソフトのクリームあんみつ(税込1,100円予算ってなんですか)。

ぷるっぷるの寒天、わらび餅…、噛むのが楽しい…! 極上クリームのクレミア…しかも金箔付き…! 美味くないワケがないっ…! 柔らかさに飽いたら、粒あんを食む…! 脳がとろける………!!

 

 

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思えば金沢の街は、そこまで暑さに苦悩しなかった。もうそんな季節になってきたのか、それとも水路が流れていたり、古き良き木造建築が多いその雰囲気からなのだろうか。

まぁ、どちらでもいい。とりあえず、金沢は。古の心地よさが今も息づいている、風流な街である。

それを甘味と共に飲み込んだあたりで、本日は筆を置かせていただこう。

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