風来記

侍モドキとバイクの放浪旅を綴ってます。

能登抜き

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「もしかして、居合の修行してる方ですか?」

「えっはい、そうですが…。」

禄剛崎を後にしようとした際、話しかけられる。

どうやら先日訪れたライダーズハウスのマスター・大場さんが、私のことをフェイスブックで流していてくれたらしい。

「似たトライアンフだなって思って、もしかしたらって思ったんですよ~。

 修行の旅、頑張ってください!」

思いもよらぬ声援に心奮わせられ、能登を折り返す。

 

 

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本日は雲が厚く、晴れ間はときどきといった具合。四六時中青い海は見られないが、その代わり気温が低く快走を続けられた。

揚げ塩田、垂水の滝、窓岩やトトロ岩といった奇岩の数々…。いろいろと観光名所はあるようだが、すべて走りながら見るだけに留める。今日はとことん走ろう。

 

 

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が、昼時だったということもあり白米千枚田は見物させていただいた。

これ、稲刈りとかすんの大変だろうなぁ…。

てっきり多そうだからなんとなく千枚田と名付けているのかと思ったが、実際に大小合わせて1,004枚もの田が並んでいるのだという。伊達ではないのだ。

昔ながらの人の手による米づくりを継続しているとのことで、その界隈の人からは日本農業の聖地と呼ばれているのだとか。


 

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そんな話を聞いたら、ここのお米を食べずにはいられない。

岩わかめときゃらぶき(フキをふかしたものらしい)のホカホカおにぎり、美味しかったです。

添えてあるのは輪島のソウルフードかかし。うずらの卵、ウインナー、フランクフルトを串刺しにしたものだ。

(おにぎりセット500円、かかし150円※税込)

 

聖地の味を堪能してその場を後にしようとすると、今度は昔徒歩旅をしていたという大先輩の男性や、同じく神奈川から来たというご家族に話しかけられたりする。

すかさず名刺を渡し売名行為をする私…。だって話しかけられるのうれしんだもん。

 

 

 

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能登は出会いの地だったな。

そう心に温もりを抱えながら走り続けていたら、能登の海とも別れる時が近づいてきた。

国道249は海沿いから時たま山道に入り、やがて山間の道の方が多くなり…。やがて半島は終わり、羽咋市に入る。

「千里浜なぎさドライブウェイは…。すっ転びそうだからやめとこう。」

 

 

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夕暮れ近い空を見て、もうちょっとゆっくり走って来ても良かったかな…なんて省みる。だが、走り続けてたいほど良い道だったのも事実だ。なに、また来るさ。

 


大場さんが言っていた通り、能登は1日じゃ到底回り切れないほど長かったなぁ…。牡鹿や男鹿半島が余裕だったから、甘く見積もってしまった。能登はデカい。

心地いい疲れに欠伸をしながら、本日の寝床を探すのであった。

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